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>詩>
岩本敏男詩集
>一九五二年作品>赤い羽根
赤い羽根
愛が ぼくらの胸にとまっている
一枚の羽根が ぼくらの胸でふるえている
愛をつけて ぼくらは歩く
うつむきがちに ぼくらは歩く
とんでいきはしないか 風に
むしりとられて まる裸のにわとり
追いまわされて しがみつかれて
買ってつけた 一枚の羽根
きょうも
愛が追っかけてくる
愛が売れていく
かわいそうな人たちのために
やがて 売り切れていく愛
そして ぼくらの胸に
売れのこる愛
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